イランの最高指導者ハメネイ師は10日、「イランはミサイル開発能力について敵対勢力から軽視されることを気にすることなく、強化していく」と表しました。

　イラン国家テレビ局の報道によりますと、ハメネイ師はこの日、イスラム革命防衛隊の指揮官と会見した際、「イランは現在、数千キロメートル先を高い精度で攻撃できるミサイルを保有している。この能力を絶えず強化していく」と示した上で、「イランの軍事力は、自ら作り上げる防衛の『ツール』であり、国家安全を保護する重要な手段である」と述べました。

　また、イランの弾道ミサイル研究開発を西側諸国が非難し、国連安保理の関連決議に違反していると指摘したことについて、ハメネイ師は「イラン側は防衛のための兵器開発を行う権利を持つべき」と主張し、弾道ミサイルの発射実験は核兵器とは無関係であると表明しました。

　（雲莎、謙）