タイのプラユット首相とフィリピンのドゥテルテ大統領が21日に会談し、「南海各方面行動宣言」の全面的かつ効果的な実施の必要性を改めて確認するとともに、「南海行動準則」枠組み案をいち早く完成させるよう推進すると約束しました。これを受けて、外務省の華春瑩報道官は23日に開かれた定例記者会見で、「現在、南海情勢は安定しつつある。中国は東南アジア諸国連合（ASEAN）加盟国と手を携えて努力し、『南海行動準則』に関する交渉プロセスを積極的に推進していきたい」と述べました。

　華報道官によりますと、「南海各方面行動宣言」の実施を促す第20回合同作業部会が3月29日と30日にカンボジアで開かれ、今年の中頃までに「南海行動準則」枠組み案が大筋合意できると見込んでいます。（ZHL、星）