外務省の耿爽報道官は22日、定例記者会見で、「『南海各方面行動宣言』を履行するための第19回合同作業部会が27日にインドネシアのバリ島で開かれる。各国は『宣言』の実行や海上での実務協力、「南海行動ルール」協議などの議題について意見交換をする」と明らかにしました。

　耿報道官は、「現在、中国とASEAN（東南アジア諸国連合）諸国の共同努力の下、南海の情勢は安定を保っている。中国政府はASEAN諸国と、『南海各国行動宣言』の効果的履行を前提として、南海行動ルールの協議を積極推進し、今年中頃までにその枠組み草案を完了させ、全会一致の上で一日も早くこのルールを形成できるよう努力したい」と述べました。

　耿報道官はまた、「中国政府は、関係国と共に、南海行動ルールの策定プロセスを推進し、この地域の制度整備により、齟齬を適切に処理し、係争をコントロールし、妨害を排し、南海の平和と安定を維持していきたいという願いの実現への自信を持っている」と強調しました。（玉華、む）