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アメリカの元国務次官で、経済学を専門とするハーバード大学のリチャード・クーパー教授は、20日北京で、「いかなる保護貿易主義の行動も世界経済に痛手を与えることになる」と指摘しました。
これは、クーパー教授がこの日、「トランプ執政期における中国・アメリカ・カナダの関係展望」円卓会議に出席した際に述べたもので、「世界経済は長期的な伸び悩みを経てよくなりつつあるものの、依然として脆弱だ。このような状況において、いかなる保護貿易主義の行動も世界経済の回復に壊滅的な打撃を与えることになる」と示しました。
また、クーパー教授は世界経済における中国経済の推進的な役割を高く評価したうえで、「30年来、中国の経済発展は非常に良好だ。中国の経済成長が緩やかになったことは、中国の経済政策が成功していないという意味ではない。中国政府は経済をしっかりと管理できる能力を有している」と話しました。
トランプ大統領の経済政策について、クーパー教授は「トランプ大統領は経済のグローバル化に反対しているわけではない。彼は自由貿易を支持し、アメリカの利益に合致した政策を打ち出している」と述べました。(RYU、星)
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