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アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は3日、「アメリカ経済がFRB幹部の想定通りに推移すれば、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを行うことは適切である」と示唆しました。そのためアナリストは、FRBが今月に利上げを決定する可能性が高いと見ています。
イエレン議長は同日にシカゴで行った講演で、現在の失業率について「長期的に見れば、正常で安定的なレベルを維持しているとFRBの高官は判断している」とし、さらにインフレ率もFRBが設定した2%という目標に近づいていることから、「海外経済のリスク緩和などに加えて、アメリカ経済は緩やかに成長する見込みであり、アメリカ経済が直面しているリスクにも全体としてバランスがとれるだろう」と述べました。
イエレン議長はまた、「FRBが去年12月に発表したフェデラル・ファンド(FF)金利予想の中間値に基づき、FRB高官は今年の利上げ幅を0.75ポイントと想定しており、利上げ回数は3回となるだろう」との考えを示しました。(洋、星)
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