中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官がこのほど明らかにしたところによりますと、物資を届ける宇宙補給船「天舟1号」が4月中旬か下旬に、文昌宇宙飛行発射センターから打ち上げられ、物資と推進剤の補給や、自動ドッキングなどの試験を行うということです。「天舟1号」の打ち上げは、中国の宇宙ステーション建造の実現に向けた大きな一歩になるとみられています。

　計画によりますと、「天舟1号」が軌道に乗った後、昨年9月に打ち上げられた宇宙ステーションの実験モジュール「天宮2号」と3回のドッキング、3回の推進剤補給、その他の宇宙科学技術試験などを展開します。その期間、ドッキングした「天舟1号」と「天宮2号」は軌道で約2カ月飛行し、「天舟1号」はさらに約3カ月独立飛行します。任務終了後には、「天舟1号」は軌道を離脱し、予定された海域に落下します。「天宮2号」は軌道上に留まり、実験を継続する予定です。（ZHL、星）