ロシアの極東開発を統括するトルトネフ副首相は2日、ロシアのクリル列島開発計画について、「日本との協力事業の影響を受けることはない」との考えを示しました。
トルトネフ副首相は同日、メディアに対し、「クリル列島開発について、ロシア側は日本側との共同開発にこだわっておらず、日本側の協力がなくても、クリル列島の開発を進めていく」と述べました。
さらに「現在、両国政府がクリル列島開発に関する協議を行っているが、その期間中は、クリル列島経済特区の開発計画を延期する。しかし、日本との合同開発について目立った進展が見られなければ、ロシア側は同計画を再開する」と語りました。
ロシア極東開発省が明らかにしたところによりますと、クリル列島経済特区は、漁業や鉱業、観光業を主な開発目標としているということです。
ロシアと日本は、南クリル諸島(日本名:北方四島)について互いに領有権を主張し合っていますが、ロシアのプーチン大統領が2016年に日本を訪問した際、双方は南クリル諸島(日本名:北方四島)の合同開発に関する協議を再開することで合意しています。(洋、む)
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