李小鵬交通運輸相は27日、北京で行われた国務院報道弁公室の記者会見で、「自転車シェアリングは都市の徐行システムにおいて革新的なもので、外出時での『最後の1キロ』の問題を見事に解決したため、誕生してからすぐに市民に受け入れられた。我々はこれを積極的に奨励し、支持していくべきである」と述べました。

　中国では、2016年の末から、自転車のシェアリングサービスが急速に普及しています。各都市の地下鉄や道端で様々な色のシェアリング用自転車が見かけられるようになりました。しかし、人々に大きな利便性をもたらした一方、自転車の破損や盗難に遭うケースもしばしば発生しています。また、利用者が所構わずに駐輪してしまうなどの様々な問題が生じ、注目されています。

　李交通運輸相は、これについて「全体から見ると、自転車シェアリングの発展はよいことだが、問題も少なくない。関係都市は問題解決に一連の措置を講じ、改善を図っている」とした上で、各部門が共に努力していく必要があると指摘しました。①政府機関は積極的に行動して、条件を作り上げ、監視と管理を強化して、自転車シェアリングのさらなるよい発展を推し進めていくこと。②運営する企業は、都市の関係規定を守り、市場の規則に従って管理の責任を背負い、サービスレベルを向上させていくこと。③利用者は交通法規や社会道徳を守り、自転車シェアリングの運営秩序を維持していくことの3点を挙げています。（藍、星）