国務院報道弁公室が29日発表した白書『中国交通運輸の発展』によりますと、中国は運輸産業の対外開放を絶えず拡大すると同時に、輸出のテンポを速めています。

　白書は、運輸産業の輸出はいままでの労働力と工事請負の輸出から、資本、技術、マネジメント、基準の輸出へと次第に変化し、業態もインフラ整備、港湾経営、遠洋輸送、交通設備、船舶検査、航海技術教育など多くの分野に及ぶとしています。

　白書によりますと、中国は、各国との交通上の連係を強化し、2015年末までに周辺の14カ国のうち、5ヵ国との間で鉄道ネットワークを形成、欧州や中央アジアの国々へはコンテナ列車が定期的に運行しています。また、世界の貿易大国である中国では、運輸産業の発展の加速が対外開放の新たな布陣を加速し、国家の競争力向上を支える存在となっています。（MOU,む）