ロシアのペスコフ大統領報道官とリャブコフ外務次官は6日モスクワで、アメリカ側がこのほど出したイランとロシア大統領に関する言論を「不当なものだ」と非難するとともに、ロ米関係を重視しているとの考えも示しました。
ロシアのタス通信は「トランプ大統領はアメリカのフォックス・ニュースのインタビューを受けた際、イランはアメリカを尊重しない国との考えから、イランを『ナンバーワンのテロリスト国家』と呼んだ」と報道しました。
これを受けて、ペスコフ大統領報道官は「クレムリンはイランを『ナンバーワンのテロリスト国家』とは思わない。イランと良きパートナー関係を保っており、双方は一連の問題解決のために協力を行っている。ロシアはイランとの経済貿易関係を大事にし、発展が継続することを望んでいる」としました。
また、ペスコフ大統領報道官は「周知の通り、ロシアとアメリカは多くの国際、地域問題における立場が違っている。しかし、これらの食い違いは両国の交流や実務的な互恵協力関係の構築を妨げることはない」と示しました。
5日付のアメリカの新聞『ウォールストリートジャーナル(WSJ)』は「ロシアとイランはシリア問題の解決で協力を行っている。一方で、トランプ政権はこの協力を崩す可能性を検討しているようだ」と報道しています。
これについて、ロシアのリャブコフ外務次官は翌日、「『WSJ』とほかのアメリカのメディアの類似した報道は派手な宣伝であり、中傷だ。目的はロ米関係発展の外部環境を壊すことにある」との見解を明らかにしました。(殷、星)
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