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大会では5つの賞の受賞者が発表され、そのうち最も注目されている2016年度国家最高科学技術賞には、中国科学院物理研究所の研究員である同院院士の趙忠賢氏と、2015年度ノーベル生理学・医学賞を受賞した中国中医科学院の研究員、屠呦呦氏が選ばれました。
国家最高科学技術賞の受賞者には賞金として一人につき500万元(約8500万円)が与えられます。2000年の設立以来、同賞の受賞者は27人となりました。
趙忠賢氏は1941年生まれの遼寧省新民市出身、1964年に中国科学技術大学を卒業後、中国科学院物理研究所に就職しました。中国の高温超伝導研究分野の第一人者として、関連の研究を40年以上続けてきました。
屠呦呦氏は1930年生まれの浙江省寧波市出身、1955年に北京医学院薬学部を卒業した後、中国中医科学院中医薬研究所に就職しました。屠氏は中医薬の古文書からインスピレーションを得て、アーテミシニン(青蒿素)の低温抽出方法を発見し、マラリア治療のための画期的な道をもたらしました。これにより、2015年度ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
なお、女性科学者が国家科学技術賞を受賞したのは、今回が初めてです。(洋、謙)
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