会議では「全国科学技術イノベーション大会の精神を貫き、活力あふれた科学技術管理と運営メカニズムを構築して、科学研究分野の改革を後押しする。研究員のモチベーションを高め、イノベーションによる発展戦略を実施することが重要である」と指摘されました。
また、プロジェクト予算編成の簡素化、人件費比率の大幅な向上、出張諸経費管理方法の制定、科学研究設備の調達・管理の簡素化、大学・科学研究部門のインフラ工事の自主権拡大など、5つの政策が打ち出されました。
今回の国務院常務会議では、制度改革によって科学技術イノベーションの確保を実現する上での着実な一歩が踏み出されました。
現在、中国の科学研究分野における制度改革は深い段階に入っています。研究モチベーションの向上、予算編成の簡素化と調整権限の移譲、研究部門や研究者の尊重がよりいっそう求められ、同時に「事実に基づき真実を求める」という基本原則を守ることが必要とされます。
政策の制定について、勤務手当ての比率に関する制限を取り消したほか、設備の調達管理、出張諸経費管理などの制度を対象に大きな改革を行ったことから、政府による科学研究分野のガバナンス改革は大きなブレイクスルーを迎えたといえます。(殷、謙)
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