国連安全保障理事会は12月31日、ロシアとトルコの仲介によるシリア内戦の和平プロセスを支持する決議を全会一致で採択しました。

　決議は「安保理はカザフスタンの首都アスタナで開催される、シリア政府と反体制派による協議に期待している。これはシリアが主導する政治プロセスの重要な一環であり、2月8日にジュネーブで再開される国連主導の和平協議に先立つ重要なステップだ」と強調しました。

　呉海涛中国国連次席大使は決議の採択を歓迎するとしたうえで、「シリア政府と反体制派が和平プロセスを確実かつ全面的に実施することを期待し、ほかの反体制派にもいち早く和平プロセスに参加するよう呼びかけたい」と語りました。（鵬、む）