国連ジュネーブ事務局駐在の馬朝旭代表は、6日に行われた第107回国連人権理事会会議の中で、現在の国際移民問題について中国側の見解を述べました。
馬代表は席上、「国際社会は段階を追って『移民問題に関する国際契約』の制定作業を進めるべきである。国際経済社会の発展を促進させる移民の役割を肯定するとともに、彼らの合法的権益を保障し、各国の移民制度と政策を尊重すべきである。また、各国は本国の国情に合わせて、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』のプロセスが着実に進められることを奨励すべきだ」と強調しました。
さらに、馬代表は「先進国による発展途上国への援助の承諾を着実に履行し、途上国と先進国間の経済的格差を縮小させ、総合的な計画実施の理念に基づいて、移民をめぐるグローバル・ガバナンスを整備する」と呼びかけた上で、「中国側は国際移民組織がさらなるリーダーシップと協調性を発揮することを支持する。移民受け入れ国と経由国が各自の責任を果たし、合法的かつ秩序ある移民ルートを保障するとともに、不法な越境や人身売買などの行為について取り締まりを強化していく」と指摘しました。(雲莎、謙)
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