ソコロフ運輸相は、「旅客機墜落後、残骸が散らばっている。段階的な判断で、墜落の原因は技術的な問題と操縦のミスの可能性が高く、テロの可能性は低い」と述べました。

　ロシア連邦保安局も同日コメントを発表、「Tu-154型旅客機に搭載された150キロの貨物は食品と医療品であり、軍用物資や軍民両用物資、花火などは搭載されておらず、離陸速度も規定に符合していた。また、機体がソチ空港に到着後は、連邦保安局の国境守備軍と国防省の軍人の警備下に置かれていた。事故の原因はエンジンの中に異物が入った、粗悪燃料を使った、パイロットが操縦ミスを犯した、もしくは航空機のその他の技術的問題による可能性が高い」としています。

　墜落事故発生後、プーチン大統領は26日をロシア全国の哀悼の日とすることを宣言、事故原因を徹底的に究明し、全力で遺族の支援を行う姿勢を示しました。（玉華、む）