王毅外相は15日、フランスのジャン＝マルク・エロー外相と電話会談を行いました。

　王外相は「引き続きフランスとともに相手国の核心的利益に確実な配慮と尊重を行うと同時に、両国指導者が形成した各種の合意を実行し、両国の全面的戦略パートナー関係の更なる前進を推進していく」とし、中国がフランスを重要な戦略パートナーと見なす立場を強調しました。

　また、王外相は「エロー外相は最近『一つの中国』原則の問題について、立場を鮮明に表明した」と評価した上で、「台湾問題は中国の主権と領土保全にかかわる問題であり、『一つの中国』原則は、中国との関係発展の前提であり基礎である」としました。

　これに対して、エロー外相は、「フランスと中国の関係は、信頼と互恵を基盤としている。『一つの中国』原則は、世界と地域の平和と安定にも影響するものであり、フランス政府はこれを非常に重視している。これについて引き続き積極的役割を果たしていきたい」と述べました。（朱、む）