2016年アジア太平洋経済協力（APEC）首脳会議が14日、ペルーの首都リマで始まりました。

　今年の会議のテーマは「質の高い成長と人材開発」で、各経済体の首脳が地域経済の一体化やアジア太平洋自由貿易エリア、コネクティビティー、サービス業の協力といった課題について踏み込んだ意見交換を行います。

　ペルーのメルセデス・アラオス第二副大統領は「今回の会議は持続可能な発展を議論する絶好のチャンスだ」として「議事は広範囲に及び、食品安全や人的資源、一体化などが含まれるほか、中小企業をいかにグローバル産業のバリューチェーンに組み入れるかといった内容が盛り込まれている」と述べました。

　会期中には、商工諮問理事会会議や閣僚級会議、商工リーダーサミット、非公式首脳会議などが行われます。（ヒガシ、謙）