APEC（アジア太平洋経済協力）第27回閣僚級会議が16日と17日の２日間にかけて、フィリピンのマニラで開催されました。王受文商務省次官は17日、取材を受けた際、「アジア太平洋自由貿易区の建設は"参加者全体で成し遂げるアクション"であり、中国はAPECのほかのメンバーと協力してこの共同事業に取り組んでいくことになる」と述べました。

　王受文次官は、この会議で「如何に地域経済一体化を後押しし、様々なものを受け容れながら成長を遂げるか」に関して発言を行いました。王受文次官は、また、「アジア太平洋自由貿易区の設置については、去年北京で開かれたAPECの会議で非常に大きな進展をみているほか、今回のAPEC閣僚級会議でも討論が更に深められた。今回採択された声明の中でも、アジア太平洋自由貿易区の設置に関して得られた進展は高く評価されている」と指摘した後、「この自由貿易区の設置は、すでにAPECの貿易投資自由化に関する優先議題になっている」と強調しました。（任春生、む）