中国環境監測総所はこの日の予報で、「北京・天津・河北地域の北部では軽度の汚染が、山東省東部では軽度から中度の汚染が続き、北京・天津・河北地域の南部、山西省中南部、山東省西部、河南省北部地域では中度から重度の汚染が続く。主要な汚染物質は微小粒子状物質(PM2.5)だ」としていました。
同観測所は「10月1日以降のデータでは、北京・天津・河北地域において汚染状況がもっとも厳しい都市は石家庄市であった。次点の保定市よりもPM2.5の濃度がおよそ18%高く、地域内のほかの13都市に比べると約60%上回っている」と分析しました。
調査の結果、大気汚染の原因について、一部企業の応急排出削減措置の実施不足、不法な排出問題、小企業による厳重な汚染問題、監督と抑制の徹底不十分の4点が挙げられました。
環境保護省は「環境保護監督調査弁公室は11日、応急対応センター、華北監督調査センターと共同で河北省の石家庄市、滄州市、衡水市の3都市に作業グループを派遣し、企業の排出状況や排出削減目標の実施状況などを重点的に調査する」としています。
中国環境監測総所の予報によりますと、14日から15日にかけて、寒波の影響により北京・天津・河北地域の汚染状況は北から南へと次第に緩和されていくということです。(殷、謙)
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