これに先立ち、ドゥテルテ大統領は官邸で記者のインタビューに答え、「フィリピンと中国は友好的な隣国だ。訪問を通じて中国に対する理解を深め、両国の経済貿易協力を強め、伝統的な友好関係を一層引き上げたい」と、まもなくの訪中に期待を示しました。
両国の経済貿易分野における協力について、ドゥテルテ大統領は、「フィリピンは観光や鉱産物、農産品などの面で豊かな資源を持つが、中国は大きな市場を持っている。両国はこれらの分野において相互補完性が強く、協力の潜在力が大きい」とした上で、「中国との友好関係を保ち、中国の成功した経験を学びたい」と述べました。
南海問題について、ドゥテルテ大統領は、「対抗と交渉という2つの選択肢の中から、フィリピンは交渉を選ぶ」として、他国による南海問題への介入に反対し、中国との共同開発に取り組む姿勢を示しました。
さらに、「フィリピンでは鉄道や港湾などのインフラ施設の建設を早める必要があるが、資金面での支持を必要としている」と述べ、中国側が打ち出した「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」の建設プロセスに参加する意向を強く表しました。(洋、Kokusei)
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