複数メディアの報じたところによりますと、フィリピンのドゥテルテ大統領が10月中旬に中国訪問を予定しているとされています。これについて、外務省の陸慷報道官は23日に開かれた定例記者会見で、「ドゥテルテ大統領の早期訪中を期待する」と述べました。

　陸報道官は「中国はこれまで、ドゥテルテ大統領の早期訪問を歓迎すると多くの場で表明しており、一日も早い日程の決定を期待している。現在双方は本件について緊密に交渉を続けている」としました。

　なお、フィリピン駐在中国大使がドゥテルテ大統領に対し、「まず中国への訪問を」と要請しているとする日本メディアの報道に対して、陸報道官は「私も日本メディアのそのような表現に留意している。フィリピンは主権国家であり、外交日程は自らの判断で決めるものだ。両国間のトップ会談というものは双方が共に協議して決めるものであるし、もとよりこれは外交上の慣例でもある」と答えました。（Yan、む）