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IMFC、貿易保護主義の抑制を呼び掛け

2016-10-09 18:05:21     cri    
 国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)は8日、世界貿易の立て直しを世界経済の成長増進の決め手とし、あらゆる形の貿易保護主義を抑制するよう呼び掛けました。

 IMFCは同日ワシントンで閉幕した第34回閣僚級会合でコミュニケを発表し、「世界経済はグローバル化と技術革新がもたらしてくれたメリットに恵まれているが、今後の発展に貿易保護主義を含む保守的な政策と改革の停滞によるネガティブな影響が日増しに強まってきている」とした上で、各加盟国に対し貿易保護主義を抑制する姿勢を明確にするよう呼び掛けました。

 コミュニケはまた、人民元の「特別引き出し権(SDR)」入りに歓迎の意を表し、SDRの利用拡大に対する研究をさらに進めることに期待を示しました。中国人民銀行の周小川総裁は会議の席上、「今年に入って以来、中国経済は合理的な水準で成長を保ち、物価の安定を維持している。このほど、一部の重要な経済指標も上昇の兆しを見せている。経済発展が中・高速成長という新常態(ニューノーマル)に入ったと同時に、中国経済の成長の構造と質が絶えず改善され、長期的な見通しが明るいという基本的な状況は変わることがない」と述べました。(洋、Kokusei)

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