中国の李克強首相は現地時間23日午後、カナダのモントリオールで同市のコデール市長と会見しました。

　李首相は、「モントリオールはカナダの経済、文化及び科学技術の中心の1つだ。モントリオールに、中国のより多くの地方と、貿易投資、航空、観光など幅広い分野における交流と協力を深めてほしい」と述べました。

　さらに、「都市化は、人類の現代化における重要な一部であり、中国が進めている現代化建設において、工業化に必ず伴っているのは、この都市化だ。我々はモントリオールとの交流を強化し、先進的な都市部管理の経験と理念を学び、両国の地方間協力の新たな成長ポイントを見出していきたい」との考えを示しました。

　コデール市長は、「モントリオールは上海と良い協力関係を保っている。上海などの中国の都市と、都市部管理や環境保護、ハイテクノロジー、持続可能な発展など多くの分野で協力を強め、大都市の協力の優位性を十分に生かし、中国とカナダの関係発展の更なる増進により大きな役割を果たしていきたい」とした上で、両国の自由貿易区の実行可能性に関する研究の進展に期待を寄せました。（洋、Kokusei）