2
|
G20杭州サミットが5日、幕を閉じました。サミットの後に発表されたコミュニケの5つのポイントが注目を集めています。
ポイント1:構造改革の強調
コミュニケは、G20加盟国の生産効率を向上させ、潜在力を引き出し、イノベーションによる成長促進を行う上での、構造改革の中心的役割を強調しました。また、構造改革の方向性は各国の経済情勢に合わせて調整しなければならないとしています。
ポイント2:グリーン投資・融資の拡大
コミュニケは持続可能な発展を前提に、グリーン投資と融資を拡大する必要があると指摘しています。
ポイント3:保護貿易・保護投資に反対
コミュニケは全ての保護貿易と保護投資に反対すると主張し、新たな保護貿易措置を減少させ、不採用とする約束を2018年までに延長させると同時に、これを実現する強い決心を表明しました。また、世界貿易機関(WTO)、国連貿易開発会議と経済協力開発機構による監督活動を支持するとしています。
ポイント4:インフラ投資の促進
コミュニケはインフラ施設への投資を促進し、「量」と「質」の両面を重視することを強調しています。また、G20サミットは世界連携を強化するために今年立ち上げた「世界インフラ施設相互連結連盟提案書」を採択しました。
ポイント5:「約束した以上、必ず実行に移す」
今回の杭州サミットでは『持続可能な開発のための2030アジェンダに関するG20行動計画』、『G20イノベーション行動計画2016』、『G20新産業革命行動計画』など、多くの行動計画が採択されました。これについてコミュニケは「約束した以上、必ず実行に移す」と強調しています。(ミン・イヒョウ 謙)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |