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国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は4日午前、G20杭州サミットのニュースセンターで記者会見を開き、「今回のサミットは気候変動問題で重要な一歩を踏み出した。これによって国連の2030アジェンダは促されるにちがいない」と強調しました。
パン事務総長は「中国と米国の指導者は3日、気候変動対策の新たな枠組み『パリ協定』の批准文書を私に預けた。これで両国は正式に、パリ協定に参加したことになる。両国指導者から直接この文書を受け取ったことを誇りに思っている」と表明した上で、「中国の習近平国家主席と米国のオバマ大統領が気候変動の分野で発揮してきた、卓越した指導力を高く評価する」と述べました。
このほかパン事務総長は中国に対し、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を今回のサミットの中心的な議題として盛り込んだことに感謝の意を示しました。その上で、「持続可能な発展の推進は、口にするのは簡単だが、実行するとなると難しい。しかし、この行動計画の制定に向け、中国はサミットで働きかけてきた。これは歴史的な貢献である」と強調しました。(朱、謙)
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