席上、習主席は「中印関係は健全で、安定的かつ良好的に発展している。両国はハイレベルの往来を保ち、各クラス、分野における対話メカニズムの役割を果たし、共に関心を寄せる重大問題について意見交換をしていき、互いの理解と信頼を深めていく必要がある。また、各自の発展戦略と計画の接点を見つけ、インフラ建設や生産能力の協力などの分野において堅実で確実なプロジェクトを実施していくべきである。私たちはさらに人的交流を強化し、中国企業のインドへの投資を奨励していく」としたうえで、「相互の意見の食い違いについて、私たちは互いに尊重し、建設的かつ適切に処理していきたい」と述べました。

　習主席は、また「G20との枠組み内でインドとの協力を深めて、インドと共に世界経済の成長やガバナンスにより大きな貢献をしていきたい。インドが第8回BRICS首脳会議開催のために払ってきた努力を支持する」と述べました。

　これに対して、モディ首相は「印中の戦略的協力パートナー関係は両国、この地域や世界にとってきわめて重要なものだ。21世紀はアジアの世紀であり、アジアの各国は手を携えて努力し、共に安定と繁栄を築いていくべきである。インドは中国に協力して、G20杭州サミットが前向きな成果を収めることを推し進めていきたい」と述べました。（藍、星）