中国は改革開放政策を30年来実施し、経済の奇跡を作り出したと言われています。G20サミットは世界経済のガバナンスに注目する一方、中国の経験を分かち合う場になるだろうと専門家は見ています。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は2日午後、杭州に到着した後、直ちに中国電子商取引最大手アリババを訪れ、馬雲(ジャック・マ-)会長をインドネシアの経済顧問担当に誘いました。インドネシアの中小企業が中国及び世界市場への参入する際、アリババのプラットフォームを使うなどの協力を求めています。翌日の3日午前には高速鉄道で上海に赴き、インドネシア投資フォーラムに出席しました。その後、記者のインタビューに答え、「鉄道建設について中国に学ぶべきだ」と述べました。
セネガルのマッキー・サル大統領が最初に訪れたのは、中国の改革開放の最前線に立つ広東省の広州です。現地で行われた経済貿易投資プロモーションで、セネガルの工業パークプロジェクトを紹介しました。マッキー・サル大統領は、「外資導入で工業パークを建設することは、中国が工業化を急速に実現させた重要な経験の1つだ」と言っています。
ブラジルのミシェル・テメル大統領が最も関心を持つのは「メイド・イン・チャイナ」だそうです。中国記者の取材に応じた際、「中国の国内総生産(GDP)は成長を続け、成長速度はその他の国より速い。世界各国の手本になるものだ。G20サミットで、中国の経験をより多くの国に分かち合うべきだ」と述べました。
このように、発展途上国であるインドネシア、セネガル、ブラジル3カ国の首脳は、G20サミットへの出席は中国の経験を学ぶ貴重なチャンスだと見ているようです。(藍 keiko)
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