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米露、シリア作戦で食い違う

2016-08-18 16:06:06     cri    

 ロシアが16日にイランの空軍基地から爆撃機を出動させ、シリアへの空爆を実施して過激派組織「イスラム国」の拠点などを破壊したことをめぐって、アメリカとロシアが舌戦を続けています。アメリカ国務省のトナー副報道官は17日、ワシントンで「ロシアの行為によって大勢の民間人が死傷する。この行為は緊迫した情勢緩和の役に立たず、国連安保理決議にも背いている」と懸念を示しました。

 これを受けて、ロシア国防省の報道官は同日、モスクワで「国連安保理の第2231号決議は戦闘機のイラン入国を禁止していないため、ロシアのやり方は決議に違反していない。アメリカが主権国家としてシリア国内で武力を行使することには正当性がない」と話しました。

 ロイター通信は「ロシアの軍事行動はアメリカの非難の影響を受けていない。ロシアの爆撃機は現地時間17日、空爆任務のため、再びイランの基地から、シリアに向けて飛び立った。イラン基地の存在は、ロシアにとって飛行距離の短縮、空爆の効率化、コストの削減などに役立っている」と報道しました。(殷、謙)

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