外務省の華春瑩報道官は9日、「王毅外相は今週、インドを公式訪問し、G20杭州サミットと新興5ヶ国（BRICS　ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）首脳会議の円満な開催に向けて、インド側と意見をまとめる予定だ」としました。

　華報道官は「中国とインドは戦略目標が一致しており、共通利益が齟齬を大きく上回っている。双方の互恵協力を強め、共同発展を実現させることは両国民の利益となるほか、地域と世界の安定と発展にも利するものだ。両国は最大の発展途上国と新興市場国として、9月と10月にそれぞれG20杭州サミットとBRICS首脳会議を主催する。今回の王外相の訪問の目的は、この２つのサミットの円満な開催に関して意見の交換を行なうことにある。王外相はまた各分野における互恵協力の強化をめぐってインド側と交流を持ち、既定の路線に基づく両国関係の発展の後押しを図る予定だ」としました。（殷、む）