これは、記者からの「日本のメディアによれば、稲田防衛相は4日、取材の中で南京大虐殺事件について触れ、『百人斬りはなかったと思っている』と発言したという。これを中国国防省はどう見ているか」との質問を受け、国防省の報道官が答えたものです。
報道官は「稲田防衛相のこの発言に強い憤りを覚える。70数年前、2次世界大戦において旧日本軍は南京大虐殺という罪を犯し、世界を驚愕させた。大虐殺のさなか、人間性のかけらも無い殺人競争が行われたのだ。これには動かぬ証拠があり、疑う余地はない」と答えました。
国防省の報道官はまた、「日本の防衛相が歴史をかえりみず、公の場でこの事実を否認した。その目的は、日本の侵略の歴史を美化し、世界の秩序に抗って、『軍国主義』という名の霊魂を呼び起こすことに他ならない」と指摘した上で、さらに「歴史を正しく認識することが歴史問題解決の基礎である。歴史を否認すれば、中日関係の将来はない」と示しました。(任春生、謙)
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