習近平国家主席は25日、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン(陳馮富珍)事務局長と人民大会堂で会見を行いました。
習主席は「現代世界、医療衛生は政治、経済、文化、社会などの各分野での発展関係においてますます緊密になり、国際関係と外交政策における影響も絶えず高まってきている。中国政府は、人民の健康の維持を非常に重視しており、改革の深化において、全人民医療保険制度を健全なものにし、医療衛生サービスシステムを向上させ、基本医薬品制度の確立、基本医療と公共衛生サービスの均等化など重要な進展を収めてきた」と表明しました。
さらに、習主席は「世界保健機関は国連の衛生分野における専門的な機構として、伝染病感染への対応、また、世界衛生事務などの方面でもますます重要な役割を果たしている。中国はWHOが果たす重要な役割を非常に重視し、WHOが世界、地域、国家レベルで2030年に向けた持続可能な発展目標を着実に推進していくことを積極的に支持し、『一帯一路』構想の下で医療衛生分野の協力を展開していきたい」と強調しました。
これに対し、チャン事務局長は「WHOは中国政府の国際社会、特に世界衛生分野への協力の貢献を高く称賛し、中国側は国連の2030年に向けた持続可能な発展目標を実現するために重要なリーダーシップの役割を果たしている。そして中国側が提案した『一帯一路』構想は先を見通したものであり、新たな局面における世界協力と世界的な統治方法に新しいモデルを提供した。WHOは中国側との協力を強化し、『一つの中国』政策を引き続き堅持していく」と表明しました。
また、この会見には国務院の劉延東副首相なども出席しました。(雲莎、星)
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