イギリスのフィリップ・ハモンド財務相はこのほど、イギリスは中国と自由貿易協定を締結することを望んでいると述べました。アナリストは、EU(欧州連合)を脱退後には、イギリスは中国との協力を求めて深化させていくことになるとの考えを示しました。
BBC(英国放送協会)は24日の報道で、ハモンド財務相はすでに中国と自由貿易協定を展開していくことを実現するように交渉を詰めていると伝えました。ハモンド財務相は、「現在はグローバル規模で『新たなチャンス』のときを探し求めており、中国はイギリス最大の投資目的の国の一つである」との考えを示しました。
イギリスの「EU離脱」に関して、ハモンド財務相は、EU離脱国民投票はイギリス経済について世界に悲観的な観測を与えていると述べ、また、EUがイギリスに対して懲罰的な方法をとることを否定しました。さらに「我々は力を入れて短期間のうちにEU離脱がもたらす経済への影響を最小化し、それから長期にわたる経済収益の最大化を保証する」と主張しています。
ハモンド財務相は前のキャメロン内閣では外務大臣を務め、メイ新内閣では財務大臣に就任し、中国・成都で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した際に、中国高官と両国の経済や金融分野での協力などの問題について意見を交換しました。
アナリストは、イギリスはEU離脱後、EUの低効率政策メカニズムの束縛から脱せることができ、中国と貿易や投資の面においても、さらに自主権を獲得できるとの考えを示しています。(雲莎、星)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |