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「南海仲裁のいわゆる『判決』には拘束力がない」と専門家

2016-07-19 16:06:11     cri    
 武漢大学国際法研究所の首席専門家・易顕河氏は18日、シンガポールで、「南海仲裁裁判のいわゆる『判決』は、『国連海洋法条約』(以下『条約』と称す)の管轄権に関する規定に違反するだけでなく、複数の国際法治の原則にも違反している。広範囲の賛同を得ておらず、拘束力を持たない」と述べました。

 易氏はこの日、シンガポールで開催された「南海問題と地域協力発展のハイレベルシンクタンク学術シンポジウム」に出席しました。その際、記者の取材を受け、「フィリピンが一方的に申し立てた南海仲裁案の臨時仲裁裁判所は管轄権を過度に拡大し、文字を使ったゲームにいそしんでいる。彼らは『条約』の条文を曲解しており、その誤ったやり方が、国際法治の原則に実際的な損害をもたらしている」と述べました。

 易顕河氏は、「仲裁裁判所は、『条約』が定めた管轄権の限定を十分に尊重するべきだ。実際のところ、臨時仲裁裁判所が権力を乱用しているというのが事実であり、いわゆる『判決』が不法で無効だということが、はっきりと示されている」と指摘しました。

 易氏はさらに、「中国の立場は数多くの国から広く支持されている。これは、いわゆる判決が広範囲の賛同を得ておらず、拘束力を持たないことを示している」と強調しました。(玉華、謙)

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