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南海問題と地域の協力と開発に関するハイレベルシンクタンク学術シンポジウムが18日、シンガポールで開かれ、各国から集った数十名の学識経験者が南海問題を巡り踏み込んだ討論を行いました。
会議の開催に先立ち、中国社会科学院国境研究所の李国強副所長は記者のインタビューに答え、「仲裁案そのものから見れば、一方的に偏った判決結果は中国の権益を侵すものであり、地域の平和と安定を破壊するものだ」と指摘しました。判決結果は南海地域に混乱を与えただけでなく、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係にも「影響を与えている」とし、「問題をこのまま放置すれば、中国もASEANも害を受けるだろう」と述べました。
李副所長はまた、「中国とASEANの関係の発展には、ポジティブな受け止め方をされることが必要であり、発展プロセスにおけるそれぞれの関心事もその点で一致している」とした上で、「このような共通のニーズと関心を背景に、双方は21世紀海上シルクロードの構築という戦略的チャンスをつかみ、中国・ASEAN関係のアップグレードの実現に取り組んでいる。このようなトレンドの下では、仲裁案によるネガティブな影響も、中国・ASEAN関係の更なる発展の流れを止めることもないだろうと考えている」と語りました。(洋、む)
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