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南海仲裁案の仲裁法廷が12日に行なった所謂「判決」に対し、アメリカの国際問題専門家、「Executive Intelligence Review」誌ワシントン支社長のウィリアム・ジョーンズ氏が、「これはアメリカの『政治的介入』によるものに過ぎず、国際法と国際関係のルールに違反しており、中国にはそれを撥ね付ける理由がある」とする意見を発表しました。
ジョーンズ氏は、「この判決にがっかりしている。この案件全体が操作の結果と感じる。フィリピンが中国と交渉せずに紛争を仲裁法廷に訴えたのは、アメリカの後ろ盾があってこそのものだ。アメリカとフィリピンはそれぞれの思いから中国とフィリピンの間の南海問題を仲裁法廷に訴えた。フィリピンはアメリカの支援の下で中国からより多くの利益を獲得したいという思いがあり、一方、アメリカはこの問題を足がかりに中国を抑止し、アジア太平洋地域での覇権を維持したいと考えている」と指摘しました。
また、ジョーンズ氏は、「仲裁者は偏見を持って中国に強硬な立場を示している。仲裁は形式に過ぎないもので、判決も前もって決定されていたものだろう。従ってこの事案は政治的手段を弄したものでしかなく、国際法を活用したものではない」と批判した他、この仲裁事案をめぐる中国のアジア太平洋地域の各国との積極的な外交活動の展開を賞賛しました。(玉華、む)
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