フィリピンが一方的に提起した南海仲裁の裁決が12日に発表されることについて、外務省の洪磊報道官は7日の記者会見で、「中国の立場は明確で一貫しており、フィリピンが一方的に提起した国際的な仲裁裁判を申し立てたことに対して受け入れることはなく、認めもしない」という考えを表明しました。

　一方的に提起した南海仲裁の裁決を通して、中国の歴史的権利を奪おうとするフィリピンの企みについて、中国社会科学院中国辺疆研究所の李国強書記は、「歴史的権利は国際法の言葉である。歴史的権利を有することはまず、沿海国が海洋と島しょ部に対する主権を保ち、続いてその主権を管轄する。国際法学の世界では、漁業権と航行権という基本権利が歴史的な権利を構成していることを認めている。2000年余りの長い間、中国は南海に対する主権を持ち、中国国民がここで漁業を行い、多くの航行線路を開拓して利用している。このことから、中国が南海に対する歴史的権利を持つことは、国際法の基本要件を満たしており、中国が南海に対する主権とその管轄権利を確立していることが歴史からも証明されている」と述べました。（万）