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ロ専門家、「国際海洋法裁判所の仲裁受け入れ違法」

2016-06-23 13:35:04     cri    

 フィリピンが一方的に提起した南海仲裁について、ロシア人民友誼大学(People's Friendship University of Russia)のタブロフスキー教授は現地時間22日、「国際海洋法裁判所(ITLOS)がフィリピンの仲裁を受け入れることは違法だ」と指摘しました。

 タブロフスキー教授は、「仲裁案の主な内容は、南海の一部島しょと暗礁の主権問題と関わるため、ITLOSがフィリピンの申し立てを受け入れるのは違法だ」と述べました。

 具体的には、「強制的な仲裁は、『国連海洋法条約』に規定された補充プロセスの一種だ。一般的には、当事国間の対話と協商に対し、優先権があるわけではない。中国は南海問題において、フィリピンと交流する態度を一貫して示しているため、ITLOSは両国の南海紛争に介入すべきではない」との考えを示しました。

 また、ITLOSがフィリピンの仲裁申し立てを受け入れた理由について、タブロフスキー教授は、他の要素と勢力が干渉しているためだとし、このような状況におけるITLOSの裁判結果は無効とみなすべきで、「結果は南海情勢の改善にプラスにならない」と語りました。

 そして、「中国の南海問題の解決に向けた取り組み方は、理性的で策略的だ。裁判に参与しないことは、中国が提唱してきた『当事国間の直接的な対話を通じて問題を解決する』というやり方を堅持したもので、『国連海洋法条約』の規則を守っている」と話しました。(怡康、星)

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