王外相は席上で「習近平中共中央総書記とベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長が昨年、相互訪問を実現した。双方は善隣友好を強化し、実務協力を深めることで合意し、中国とベトナムの新たな期間における良好な関係が始まった。中国側はベトナム側と連携し、海上、陸上、金融という3つのルートでの協力発展戦略を推進していく。『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』構想と、中国雲南省とベトナムを結ぶ「両廊一圏(2つの回廊と1つの経済圏)」計画を進め、エネルギー分野での協力における早期の成果が得られることを期待する」と述べました。

　これに対し、ファム・ビン・ミン副首相は「ベトナム側は中国側とハイレベルの交流を保ち続けると同時に、『両廊一圏』計画と『一帯一路』構想を共に推進していく。また、両国指導者の合意に基づいて、海上問題における見解の不一致を適切に解決していく」と述べました。

　また、ラオスのサルムサイ外相と会談した際に王外相は「中国側はラオスがASEAN議長国の職責を全うすることを積極的に支持する。中国とASEANとの関係が新たな発展を遂げようとしている」と述べました。

　サルムサイ外相は「ラオスはASEAN議長国を務める期間中、ASEANと中国との全方位における協力を推進していく」との考えを示しました。 (hj　謙)