第8回中米戦略・経済対話と第7回中米人文交流ハイレベル協議が6日、釣魚台国賓館で開幕しました。習近平国家主席の特別代表を務める劉延東副首相、汪洋副首相、楊潔チ国務委員と、オバマ大統領の特別代表を務めるケリー国務長官、ジェイコブ・ルー財務長官が開幕式で挨拶をしました。開幕式には中米双方の各部門の代表約500人が出席しました。

　劉延東副首相は挨拶の中で、「中米人文交流ハイレベル協議メカニズムが成立してからの6年間で収めてきた発展は大きい。双方は400件以上の共通認識に合意し、様々な交流プロジェクトに参加した両国の国民は2700万人余りに達している。このメカニズムが、お互いの理解と友情、信頼を深めるために重要な役割を果たしてきた。現在、双方は両国元首が達した共通認識に基づいて、中米の新しい形の大国関係を構築している」と述べました。

　汪洋副首相は、「中米両国が戦略・経済対話メカニズムを構築することは両国ないし世界の共通利益に合致する。双方が共に努力した結果、対話メカニズムの内容は日増しに豊かになり、収めた成果は年々増え続けている。これまでの7回の経済対話で、合わせて469の成果を達成した」と述べました。

　ケリー国務長官は挨拶で、「アメリカと中国は気候変動やエボラ出血熱問題への対応、海洋保護、国際的・地域的な争点となっている問題の解決などについて効果的な協力を行ってきた。このグローバル化の時代に、両国は交流と信頼、協力を強化して、両国と世界の平和、安定、繁栄のために貢献していくべきだ」と述べました。

　開幕式の後、汪洋副首相とジェイコブ・ルー財務長官の主宰による中米経済対話が開かれ、双方はマクロ経済政策と情勢、開放的貿易と投資などの議題をめぐって交流を行いました。また、楊潔チ国務委員とケリー国務長官は中米戦略対話を主宰しました。（玉華、謙）