李克強首相は25日、貴州省貴陽市で開かれた中国ビッグデータ産業サミットおよび中国電子商ビジネスイノベーション・発展サミットの開幕式に出席し、挨拶しました。

　李首相は「この3年間、政府機構の簡素化と権限委譲、商業通商分野における制度改革を大いに進めることにより、起業とイノベーションに対する人々の意欲が掻き立てられ、新しい技術や新しい産業、新しいモデルが次々と生まれた」としました。更に、今後も情報のインフラ整備を強化し、デジタルデバイド（情報格差）を縮小し、雇用の拡大と貧困撲滅を促す考えを示しました。

　また、李首相はビッグデータなど情報ネットワーク産業の育成に力を入れ、この技術を利用して、国民に恩恵をもたらし、国民の悩みを解消する必要性を述べました。更に、国民生活の改善に寄与する公平・便利で効率のよいサービスシステムの構築を求めると共に、情報ネットワークデータのセキュリティ管理を強め、情報の安全を確保する必要性も強調しました。（ZHL、Keiko）