国際連合経済社会理事会の副会長は会議の場で、難民の子供の教育を受ける権利を国際社会が守り、より多くの資金を拠出するよう呼びかけ、「現在、人道危機に直面している人口は10年前の3倍となっている。中でも子供たちは最も弱い立場にある」と表しました。

　また、国連教育科学文化機関（UNESCO）のボコバ事務局長は「国際社会の努力を通じて、国連人道主義支援資金に占める子供の教育資金の割合を高めたい。すべての子供が受けるべき教育を受けることは人類の未来を守ることになる」と強調しました。

　統計によりますと、現在、世界には学業を全うできない子供が1億2300万人、児童労働に従事する子供が1億6800万人おり、毎年120万人の子供が誘拐され、人身売買されているということです。（殷、謙）