ニューヨークで開かれた2016年世界麻薬問題国連大会特別会議に出席した中国国家麻薬取締委員会の郭声琨主任が現地時間の19日、大メコン川流域麻薬取締協力メカニズム会議に参加し、カンボジアやラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムなど関係諸国の代表らも会議に参加しました。

　会議では、関係諸国の代表は、法律執行や司法分野での協力、麻薬取締とエイズ撲滅、持続可能な発展などの分野での協力を振りかえった上で、この地域での協力強化、麻薬問題への対応などについて討議しました。

　郭声琨主任は発言の中で、大メコン川流域の麻薬取締協力メカニズムが確立されてこの20年来に果たした重要な役割を高く評価し、「現在、世界範囲で麻薬取締の現状は依然として厳しいものがあり、関係国は力を合わせて、このメカニズムの今後の発展を図り、地域の協力を絶えず深化させ、効率を高めていく。平等互恵や責任の共同分担、協力共栄という原則を堅持し、協力の内容をさらに充実させ、このメカニズムのさらなる発展を推進していく。また、包容性と開放性を堅持し、地域内の協調と協力を強化していくと同時に、その他の地域や関係国との交流と協力を拡大していく必要がある」と述べました。（藍、kokusei）