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咲け「平和と友情の花」 30年続く植樹活動

2016-04-01 14:46:53     cri    
 1988年からこれまで、春になると渡り鳥のように中国を訪れ、桜を植樹する日本の友人の方々がいます。30年を経た今日、中国と日本の間の平和と友情を象徴する桜の木々が、絆を映すように花を咲かせています。

 このイベントの組織者「日中共同桜友誼林保存会」は、1988年からこれまで、日本の一般市民約1万人を組織し、江蘇省の無錫・蘇州・揚州をはじめとし、上海・北京・陝西省西安市などの都市に桜の木を約1万5000本寄贈、植樹活動をしてきました。

 「日中共同桜友誼林保存会」の創始者であり、前会長の故長谷川清巳氏の娘である新発田喜代子さんは、このほど日本の友人数十人を率い、再び中国を訪れて桜を植樹し、花見をしました。上海では、ご主人の新発田豊さんと共に、この30年、中国を訪れて桜を植樹してきた体験に言及し、「私の父・長谷川清巳は平凡な農村の老人でした。第2次世界大戦の悲惨な歴史を自ら経験した父は、『日中共同桜友誼林保存会』を創設し、初代の会長に就きました。資金を集め、人員を組織し、中国で桜を植樹するのは、日中間の不幸な歴史の再発を避け、美しい桜を平和と友情の花として、日中両国国民が理解と協力を深める絆になるようにするためでした」と語りました。

 新発田豊さんは、「日中両国関係の影響を受け、ここ数年、日本人の中で中国に対するマイナスの見方が一部にある。こうした情勢中だからこそ、それを護り伝えて、日本の社会に自分の目で見た中国のイメージを伝え、桜を絆として両国国民の世世代代の平和と友好を推し進めることが一層重要だと考えている」と語りました。

 上海同済大学の蔡建国教授は、「二千年来、民間交流は中日両国関係の発展を推進する主軸となっている。多くの日本の友人らが、約30年にわたって中国を訪れ、桜を植樹し続けている姿は、まさに、平和・友情・協力が両国国民の共通の願いであることを反映している。このような初心を忘れぬ「民間の行為」は、際立って美しい」と語りました。(玉華、む)

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