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JICA協力プロジェクトの成果出版へ=北京

2016-03-18 20:02:09     cri    


挨拶に立つJICA中里太治所長

 人間と自然は、いかに調和し共生していくべきか。近年、世界の様々な層が注目するこのテーマへの取り組みが、中日間でも実を結びはじめています。

 中国で自然学校を設置、普及させることを目的として、日本国際協力機構(JICA)は、草の根レベルの技術協力プロジェクト「中日自然学校技術協力プロジェクト」を2012年11月から2015年10月まで実施してきました。この3年間、JICAでは、人材育成活動、中国自然学校支援ネットワークの構築、人材育成ための教材作りなどの分野で、中国の北京山水自然保護センターと日本のエコツーリズムセンターの間の実務的な協力を支援してきました。


来場者の面々

 そして今回、そうした協力の成果の一つとして、『私たちの自然学校を!』という本が出版されることになり、3月17日、環境省環境発展センター(中日友好環境保護センター)で出版記念会が開催されました。また、記念会では、環境省宣伝教育センターが編集する『自然学校指南』という本も同時に発表されました。

 北京山水自然保護センターの秦大公代表は、会場で中日協力自然学校プロジェクトの概要及び国内の自然学校の発展概況を紹介、エコツーリズムセンターの李妍焱理事も、『私たちの自然学校を!』という本の編集の経緯を紹介すると同時に、日本の自然学校の特徴を分析し、日本における新しい動きを紹介した他、深セン市の華僑城湿地自然学校の代表からも、学校の状況、ボランティア募集とトレーニング、イベントの企画と実施状況などが報告されました。

 JICA中国事務所の中里太治所長、環境省宣伝教育センターの賈峰主任、北京をはじめとして、全国で自然学校の運営にあたる各地の民間団体の代表ら70人余りがこの出版記念会に参加しました。

 また、この日の午後、民間団体の代表らは、日本の自然学校における人材育成の枠組みや、環境教育関係の書籍リストの整理についてのワークショップを開催しました。(取材・写真:任春生)


エコツーリズムセンター 李妍焱理事


ワークショップで熱心に議論する参加者ら

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