中国標準化研究院が28日、『2016年度中国顧客満足度調査』の結果を発表しました。この調査の結果によりますと、中国の消費者は、耐久消費財への満足度に向上がみられましたが、非耐久消費財やサービス業については、満足度が去年同期比で全体的に下がっていたことがわかりました。

　中国標準化研究院消費者満足度調査センターは、全国31の省（自治区と直轄市）の250都市で、ランダムにサンプリング調査を行い、8万サンプルの回答を回収しました。調査対象は、人々の日常生活に密接に関わる冷蔵庫・空気浄化機・食用油・宅配便を含む耐久消費財や非耐久消費財・サービス業など33の業種に及びます。

　2016年度の調査結果によると、耐久消費財の顧客満足度の平均点数（76.7）は2015年度（75.9）比で0.8ポイント上昇しましたが、非耐久消費財の顧客満足度の平均点数（73.1）は2015年度（74.6）比で1.5ポイント下がり、サービス業の平均点数（72.6）も2015年度（74.9）比で2.3ポイント下がるなど、非耐久消費財とサービス業の顧客満足度が大幅に下がったことが明らかになりました。（任春生、む）