日本の民主党と維新の党の合流による新党「民進党」は27日、東京で結成大会を開きました。民進党は国会で156議席を占め、最大の野党となっています。

　民進党とは「国民とともに進んでいく党」という意味とされ、結成大会では、岡田克也元民主党代表が初代代表に選ばれました。他にも、元維新党の江田憲司氏と元民主党の長妻昭氏と蓮舫女史が代表代行に、元民主党幹事長の枝野幸男氏が幹事長に、元民主党国会対策委員長の安住淳氏が国対委員長代理に就任しました。

　また、民進党は9月30日に党代表選挙を行う予定です。岡田代表はこれまでに、夏の参議院選挙後、民進党の議席が伸びなかった場合、9月の党代表選挙には不出馬の意向を表明しています。

　結成大会で、岡田代表は「安倍政権のもと、表現の自由、知る権利といった憲法が保証する基本的な権利すら脅かされ、憲法の根幹である平和主義がないがしろにされている。格差が拡大し、国民、とりわけ子供、若者が将来に希望を持てない状態だ」として、「安倍政権の暴走を止めなければならない」と強調しました。（ヒガシ　向）