核セキュリティー分野における中国とアメリカ両国による世界最大のプロジェクト・核セキュリティセンターが18日、正式に運営を開始しました。

　このセンターは世界における最大規模、最多設備、最先端施設で運営される核セキュリティーに関する交流と人材育成の場所となり、中国とアメリカの他にも、国際原子力機関（IAEA）およびその他の国家や国際機関などとの間における核セキュリティーに関する交流の場所となる予定で、アジア太平洋地区の各国に体系的、総合的な核セキュリティー教育を提供する場所となります。

　なお、センターは中国政府とアメリカ政府の直接投資による核分野では最大の協力施設で、2010年に行われた第一回核セキュリティ・サミットで中米首脳が達成した合意に基づく一里塚的成果です。合意では、中国は場所の提供と運営管理を担当、アメリカは核材料の分析や設備検査、演習などに関する専門機器を提供することとなっています。（万、む）