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王毅外相、米戦略国際問題研究所で演説

2016-02-26 20:29:22     cri    

 アメリカを公式訪問中の王毅外相は現地時間25日、「発展途上の中国と中国外交」と題して、米戦略国際問題研究所で演説しました。

 王外相は、「数十年にわたる中国の高度成長は奇跡を作り出した。中国はこれにより世界第二の経済大国になっただけでなく、6億人あまりの中国人が貧困から脱却し、国連ミレニアム開発目標のベストプラクティスを作った。今、中国は再び、構造改革を力強く推進していくよう決意し、グリーンで、環境にやさしく、循環型で持続可能な発展という新しい道を歩みだそうとしている。中国の経済はハードランディングすることなく、中国の開かれたドアが閉じられることもなく、中国の改革も立ち止まることはない」と話しています。

 王外相はまた、「中国人民は民族の復興という中国の夢の実現に取り組んでいる最中だ。中国外交の主旨はこれに向けて、より良好で安定し、温和な外部環境を提供することにある」と話しました。その上、現在、そして今後しばらくの間、中国外交には以下の五つの重要な使命があると訴えています。

 ① より多くの国と国民に中国が選んだ社会制度とその発展の道を知ってもらうようにすること

 ② 第二次世界大戦終了後にできた国際秩序と国際システムを揺るぎなく維持していくこと

 ③ これまで以上に自国の発展に積極的に奉仕すること

 ④ 拡大されつつある中国の海外での利益を効果的に維持していくこと

 ⑤ 世界あるいは地域の重要課題の解決に積極的に参加していくこと

 王外相は以上の5点の使命は中国の特色ある大国外交を形作っており、今後も習近平主席の打ち出した一連の新しい考え方、新しいコンセプトを引き続き実施し、平和発展をシンボルにする強国の道を探索し、これまでと同様に推進していくと話しました。

 なお、中米関係について、王外相は「中国とアメリカは世界最大の発展途上国と先進国として、両国関係がうまく発展していけば、両国にとってだけではなく、世界にとっても有利である。中米は食い違いよりも共通利益のほうが遥かに大きい。双方は踏み込んだ戦略的なコミュニケーションを通して、戦略上の疑いを打ち消し、戦略的協力を強め、相互信頼関係を作り出さなければならない。中米両国の利益はすでに深く融合しており、相互に依存している。和すれば共勝ちし、戦えば共倒れする。何よりも大事なのは、中国はあくまで中国だ。いくら今後より大きな発展を成し遂げたとしても、中国はもう一つのアメリカにはならない。われわれは今後も中国人のやり方、東洋人の考え方で、調和と包容力のある姿勢で、世界各国とコミュニケーションを強め、自らの役割を生かしていく。このような歴史的プロセスの中で、中米両国は手を携え、協力ウィンウィンの新型大国関係を共になって築いていく必要がある」と話しました。(Yan、星)

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