王外相は「中国は30数年間、高速な成長を保っており、世界経済の発展を推し進めている。昨年、中国は世界経済の成長力が乏しいという状況から改革を深め、10兆ドルの国内総生産（GDP）を基礎として6.9％の成長を実現させた。中国の成長は今なお注目されたもので、中国は世界経済の成長を大きく進めており、影響力は世界一だ。アフリカはその成長から利益を受けている」と述べました。

　また、「アフリカ経済の成長減速は資源などの一次産品の価格下落といった世界金融危機の影響を受けている。アフリカの一次産品の主要輸出相手国は中国ではない。中国のアフリカからの輸入金額はやや減ったが、数量が大きく下がったわけではない」と分析しました。

　さらに、「アフリカの友人として中国はアフリカが一次産品の価格変動による影響から離れ、自主的な発展能力を高めるべきだ」と指摘しています。王外相によりますと、ここ数年、中国はアフリカに対する投資を拡大しつつあります。中国によるアフリカへの投資額が2000年は10億ドル以下なのに対して、昨年は1000億ドルを超えました。その成長ぶりは双方の貿易成長よりも大きく上回っているということです。（殷、星）