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中国経済は今年上半期、緩やかな成長の中で安定しつつあり、改革のメリットが次第に現れています。同時に地域別や業界別に見ると格差が著しく、構造転換が早くかつ力のある地域や、消費に関する業界は安定した成長を見せています。
中国のGDPは上半期7%伸びました。これについて国家発展改革委員会は29日経済状況報告書を発表し、「今年に入ってから成長の安定化を図る政策や措置の効果が次第に現れ、経済は緩やかな成長の中で安定しつつある。産業構造の転換やグレードアップが加速され、新しい成長のポイントが形成されつつある。同時に、地域別や業界別の格差は大きくなる一方だ」としています。
上半期は、主要業務の年間生産高が2000万元以上の企業の総工業増加値が前同期比2.5ポイント減の6.3%の伸びでした。うち、4月、5月、6月の3ヶ月はそれぞれ5.9%、6.1%、6.8%と、小幅な回復をみせています。
地域別にみますと、全国の工業の半分以上を占める東部では成長が安定し、全国の工業成長を力強く支えているのに対し、中西部は成長が比較的速く、東北部は成長率が下がっているということです。
業界別にみると、製造業の中で電子業界の利益は1月から5月にかけて5ヶ月間で24.3%伸び、紡績、軽工業の利益はそれぞれ10.1%と9.7%で、医薬業界は11.1%になっています。(Mou keiko)
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